ラズパイ設定
機器の接続
接続するもの
- SDカード
- Display ケーブル - ディスプレイ - 電源ケーブル - 電源
- USB(type-A) - キーボード
- USB(type-A) - マウス
- USB(type-C) - 電源
ログイン
- user: robot
- password: brain
となっています。
画面設定
画面左上のラズパイのアイコンを押して現れるメニューから
- 「Preferences」-> 「Screen Configuration」
を選択し、
*「Layout」->「Screens」->「HDMI-A-1」->「Resolution」
から適切なものを選択してください。推奨は「800x480」です。
wifi への接続の仕方
raspberrypi を起動すると画面右上に 上下矢印でXX がついたアイコンがあるので、それをクリックしてください。
- 「Turn On Wiresless Lan」
とし、次に現れる wifi の接続先リストから「tc-room」を選択します。パスワードは「kutcwifinet」です。
その後、ブラウザを立ち上げます。
URL に「asahi.com」などを入力すると、tc-room の認証画面が出てくるので、そこに k* の番号とパスワードを入力するとインターネットへの接続が可能になります。
キーボード設定
- 「ラズベリーアイコン>Preferences>Mouse and Keyboard Settings」
で「Keyboard」を選択し、「Keyboard Layout」のボタンを押して、以下のように設定します。
- Model:Generic 105-key PC
- Layout:Japanese
- Variant:Japanese (OADG 109A)
IPアドレスの確認
Terminal を起動して、以下のコマンドを実行してください。
ifconfig | grep 172
ifconfig は外部のネットワークのインターフェースに接続されているもの一覧.grep はその一覧の中から,ある文字列(この場合は172)を含んだ行を取り出すコマンドです."|" はパイプと呼ばれるもので,前のコマンドの結果を後ろのコマンドの入力に渡す機能を持っています.この場合は ifconfig の結果を grep の入力になるようにつないでいます.
出力結果の、 172.19.xxx.xxx が RaspberryPi に割り当てられたIPアドレスになります。(xxx.xxx の部分は人によって異なります)
mac の Terminal から
ping 172.19.xxx.xxx
として、以下のような結果でれば、同じネットワークに接続していることになります。
PING 172.19.192.189 (172.19.192.189): 56 data bytes
Request timeout for icmp_seq 0
64 bytes from 172.19.192.189: icmp_seq=1 ttl=64 time=31.853 ms
64 bytes from 172.19.192.189: icmp_seq=2 ttl=64 time=7.768 ms
64 bytes from 172.19.192.189: icmp_seq=3 ttl=64 time=11.541 ms
ping コマンドはネットワークを通して他のコンピューターへ接続可能かどうかを確かめることができるコマンドです.
python の設定
python ではさまざまなライブラリが公開されており,必要に応じてインストールして使います.そして,あるライブラリが他のライブラリを使って作成されているということがあるため,あるライブラリをインストールしようとすると,それに必要なライブラリも自動でインストールされます.ところが,異なるライブラリA, B がライブラリCを必要とする場合に,それぞれが異なるバージョンのライブラリCを必要とする場合などがでてきます.
そのような,依存関係に関わる問題を避けるために,必要に応じて python の 仮想環境 を作成することがよく行われています.ラズパイでも最新のバージョンでは,python は仮想環境を作成することが求められるようになりましたので,この実習でもまず仮想環境を作成します.
python では venv という仮想環境を作成するモジュールがありますので,それを利用します.
ラズパイの Terminal で以下のコマンドを実行してください.
python -m venv roboenv --system-site-packages
すると,ls
コマンドで確認すると, "roboenv" というディレクトリが作成されていることが確認できると思います.仮想環境を有効にするために,以下のコマンドを実行します.
source ./roboenv/bin/activate
このようにすることで,プロンプトが (roboenv) という文字を含んだものになったかと思います.これで roboenv という名前で仮想環境が有効になりました.
(roboenv) robot@raspberrypi:~ $
のようになっていればOKです.
これ以降にインストールされるライブラリは roboenv のディレクトリの中にインストールされます.
試しに opencv-python というライブラリをインストールしてみましょう.python でライブラリをインストールするコマンドは pip コマンドです.
pip install opencv-python
ssh
Macのターミナルから ssh を使ってラズパイに接続してみましょう.
ssh robot@192.19.xxx.xxx
これで,ユーザー名とパスワードを入力するとラズパイにログインすることができます. 画面が使えない場合などは ssh でログインして作業することができます.